劇団皇帝ケチャップひとことプラス

Twitterではちょっと言い足りないことをまとまりもなく徒然に書いております。劇団や創作についてもついでに書きます。

0722観劇メモ

結論として、今日観劇したものは私個人には合わなかった。

素舞台に近い状態で、演出としてやりたかったこと、要素としてだけ見ると物語よりも言葉の力、言葉の向け方、表現にこだわった舞台だったと思う。

その点に関して言えば、合わないと言い切れない。なぜならそういうものは好きだからだ。好きなのに合わないという葛藤を私は抱くことになる。原因はなんだろうか。

素材も調理方法も好みなのに、食べ終わった時に、もう次はいいかなと思ってしまう満腹感。

例えばセリフ一つ捉えてみると過剰。

演出一つとってみるとやはり過剰。

もちろん、そういったもの、過剰性がなければ完成しなかったとかであればそうなんだろうし、その過剰性を評価する向きもあるだろう。

詩的な表現でありつつも、どことなく泥臭いセリフと世界、その構築に関しては「合った」と思う。一回見てなるほどと言えるものではなく、戯曲を読んで再度観劇した時に、漸く立ち上がる画を観ることになる、そんな舞台。